アンチオキシダントのサプリメントは、色々な病気を予防するために使用されている。この種のサプリメントは、死亡率を下げるのに本当に有効なのだろうかぁ？

2005年10月までのMEDLINE、ＥＭＢＡＳＥ／Ｅｘｃｅｒｐｔａ　ｍｅｄｉｃａ、医学雑誌、リファレンスを検索した。
ベータカロチン、ビタミンA、Ｃ、E、セレニウム単独か複合とプラセボもしくは、治療をしない群との比較。
アウトカム：死亡率

【結果】

６８の無作為試験が検出された。23万2,606人の患者が治験された。全治験の結果をプールした結果、サプリメントは死亡率を下げるとの結果は認められなかった。ベータカロチンの危険率は、1.07、ビタミンAの危険率は1.16、ビタミンＥの危険率は1.04と有意に死亡率を上昇させる結果が出た。ビタミンＣとセレニウムは有意な結果は得られなかった。

【まとめ】

ベータカロチン、ビタミンＡとEのサプリメントを使用すると、死亡率の上昇に有意と結果が認められた。

ＪＡＭＡ　2007；297：842-857