Extreme反省記(負け惜しみ)

今年で3年目を迎えたExtremeは、開催期間中、毎日同じコースで練習することが出来た。
そして、当日も全く同じコースだった。何となくつまらないと思ってしまった。
なぜなら、究極の大どんでん返しなんてありっこないからである。
初めのうちに出来なかった犬達が練習でドンドンコースを覚えてくる。
これでは、犬の本来の能力でなく、慣れの結果なのだ(かなりの負け惜しみ@爆)。
アジリティの場合は犬と一緒のテストランがないから、もしかしてラッキーだったり、
アンラッキーだったりと面白いのだ。
勿論、日頃の練習成果を出す場であることは言うまでもないけど。。
2000年までの
Extremeは、そんなスリルがあったと思う。
同じ入賞でも去年の方がずっと嬉しかった。
単純だからこそ、取り組みやすいのだが・・
(主催者さん、ごめんなさい、気を悪くしないでください)
アジリティはスピードのない犬でもハンドラーの腕によって色々楽しめる、
速い犬にも苦労が耐えない、
とても参考になるハンドリングを見つける楽しみもある。
犬の年齢も制限されているから安全だ。
一方の
Extremeはコースが単純なので、気軽と言えば気軽なのだが。。
その分、危険が一杯潜んでいることを忘れるところだった。
全ては飼い主の選択・飼い主の責任、反省するいい機会となった。
Extremeの意味を解釈するならばそれはそれで正しいのだが。。。
肝心のWindyは、慣れれば慣れるほど助長してくる性格で、飼い主自身もそうなのだ。
そんなこんなで私はWindyを危険な状態にさせてしまったのだ。
ナンと、ピラミッドの下り一番上部から飛び降りて急速制動。
その後、直ぐに立ち直ってスラロームへは見事に入ってはいったが、、、。
もしここで調子が悪くなっていたらビッグバーを落とすかもと心配していたら、
Windyは平気で完走してくれた。結果はタイムロスはしたモノの完走出来たけど。。。
飼い主として深く反省しなければ!!

スタート時、テーマソングが流れると思って出てみたら、
次の犬のテーマソングがかかっていて減なりしてしまった。
そんなこんなで自分を見失いかけた。これも運なのだろう?
Windyは日頃から自然の崖プチ(200〜300メートル)を上り下りして鍛えているので、
ホントに身体は大丈夫だった、が、しかし。。。
会場は自然と違って地面が堅いから、怪我がなかったのは単にラッキーだっただけである。
危うく愛犬を、道具にするところだった。

一年目の時は確かに賞金に夢を募らせたこともあった(強く反省)、
今ではそういう想いを抜きにして、
「楽しいお祭り・みんなに会える・シェパードへの親しみを
少しでも見ている人に感じてもらえたら」と思って
Extremeへ参戦してきた。

ところがである、本番会場では、ちょっと寂しい想いもあった。
誰でも気軽に楽しめるスポーツが賞金狙いの的になっている。。。
今頃気づくなんて、かなり私も惚けたヤツだ!

アジリティの「ア」の字も知らなかった私だったが
Extremeの楽しさを知って、
アジリティに夢中になれた。この点は、
Extremeに感謝している。
もっと、キチンとオビディエンスを身につけようと思ったのも、
Extreme(アジリティ)のお陰だ。
ワンワンパーティーも、いろんな犬達が居て、その中で自分の犬を慣らしたり、
ゲーム感覚で身近なオビディエンスを入れていく場になっている。
「訓練」と言う堅苦しい言葉でなく、曖昧な「良い子にしたい」と
思っている人にとって、ワンパは凄くよい機会になると思う。
Windyはカーミングシグナルをワンパの環境で学んだと思っている。
知らない場所へ行っても、競技の後、自分で進んで荷物の所へ戻るのだ。
どんな場面にも危険は付いてくるし、ケンカにも遭遇するかも知れないが、
飼い主が少しずつでも学んでいける場なんだと思う。

Extremeは年々、ワンパに参加している人達の心とかけ離れつつあるように思えてならない。
主催者側からすると、はなから別物扱いとは解っているものの、
ワンパ仲間はそう思っていないと思う。
笑顔でプレー出来ないペアーにだけはなりたくないと思った。
順番待ちの時に怖い顔をして緊張するのも嫌である。
私にとっての
Extremeは、遠く離れた仲間に年に一回出会える同窓会。
名刺を交換したりして、まるで子供のようになれる場所なのである。

そんなこんなで、Windyと私は今年で卒業しようと決意した。
「よく頑張ってくれて、ありがとうWindy!!」
「大好きなWindy、貴方の資質は素晴らしいよ!ホントにありがとう」

2001で卒業を決意した・・・
これは、親バカなWindyママの反省文です。ご意見ご感想をお聞かせ下さいませ。