そろそろ、Windyにも妹分作ってあげたくなった。
交配するのではなく、Windyの時と同様、好きな血統で探すことにした。
Windyに対してしても良い刺激になって、若さを保てる手助けになるかもしれない?きっと、Windyは私達の愛情を犬として?独り占めできる方がいいと思っているに違いないが・・・・
さて、初めて暮らしたシェパが飼い主にとって最高って思えると、ついつい子供が欲しくなる人も居るであろうし、周囲から「子供が出来たら譲って欲しい」なんて言われると、益々親バカに陥ってしまう?
「何年でもWindyの子供を待ちます」とも言われた時期があった。だが、出産のリスク・その後の子供のことも責任重大なことだから私の身分では出来そうにない。従って、その方達には丁重にお断りして、変わりにWindyの義姉妹のシェパードの子犬を紹介させていただいた。
シェパードは他の犬種に比べると、しっかり管理されている犬種なだけに、調べる術が沢山ある。シェパードに対する知識もWindyの時とは格段に違ってきた。
私はWindyに対して、服従の楽しさを伝えられなかった懸念に襲われている。大抵のことは困ったことのないWindyなのだが、シェパードとしての訓練感覚はWindyでは味わっていない。だからといって、Windyを卑下しているのではない。Windyは「誰からも愛される優しいシェパ」なのだから・・・「シェパで触れる犬はWindyしかいないよ」って、別の犬種の犬飼から言われることがある。もう親バカ度は最高に到達してしまう。(爆)お世辞でも何でも、嬉しい。
さて、二頭目との年齢差は四歳くらい離れているのがいいかな?って、自然と思うようになっていた。シェパード=訓練性能と世に称されるのだから、Windyの時の反省点も含めて、訓練を目的に探すことにした。色んな訓練競技会を見学した。そして、私達を一瞬にして魅了する競技に出会った。IPOである。
犬達は指導手に恋いこがれるような眼差し、ピタッと脚側、尻尾はブンブン、動作の切れも抜群。その光景はまさしく憧れのシェパード像。
こんな風に指導手と犬が一体感をもって動けるものなんだぁ(感激)
凄すぎる、私達の感動はこの後もずっと続いた。そして、オリーに間近で出会った。ヘラクレスのような隆々とした筋肉・堂々とした立ち居振る舞い。オリーは何世代に渡ってHD検査がA評価の犬のみ掛けられ、まさに、オリーの遺伝子は疑う余地ないほどのHD完璧と思える血筋なのである。惚れ惚れするオリーの気質(骨格・訓練性能・運動能力)どれをとってもパーフェクトなシェパード。
シュッツフントクラブを知ったのはこの時である。訓練世界一のタイトルを持っているオリーの子は日本中に多く存在するが、中でも心から尊敬できるシュッツフントクラブのボスに出会えてラッキーだと思わずにはいられない。
オリーを一番よく知っている(当前だが)ボスの直接繁殖したシェパードが欲しいと願わずにはいられない。本来なら雲の上の人なのだが、とても気さくな方で素晴らしい人物である。
シュッツフントクラブの競技会には胸脹らませて主人と見学に行った。何回見ても見飽きることのない犬と指導手の演技なのである。
足元にも及ばない度素人の私だけれど、オリーの直子を手に入れることが可能だろうか?シュッツのボスはグローバルでシェパードの訓練においては海外の方が日本以上に有名なくらいピカイチな人物。尊敬の念が耐えない私。
「オリーの子犬が生まれたら譲っていただけますか?」の問に、「はい、よろしいですよ。」と即答していただいた。「台牝も今2頭いますから、ご自分で確かめて決めるといいです。」「IPOを楽しむなら牡がいいと思いますが、牝をお望みなんですね」と言われて、私は「素人だし、女性だから牝をお願いします」と応えて、子供が産まれるのを待つことにした。
Windyの妹の名前は既に「RAY」と決まっていた。Windy=風、RAY=光線なのである。RAYは2000年6月13日生まれ、8月1日に我が家へやって来た。
この日を境に私達のIPOがスタートした。RAYとの格闘模様はRAYのページでご覧下さいませ。恥ずかしくて思わず笑っちゃいますが覚悟してください。お師匠様始めクラブの皆様から訓練の楽しさを教えていただき心から感謝申し上げます。訓練て本当に感動的で楽しいです。
RAYいつもありがとう♪
大切な宝物です♪
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