シェパ飼いが一番悩ませられるのが、お散歩時に他の犬連れとすれ違うとき。
「わ〜、食い殺されちゃうよ」っと捨てぜりふを吐きながら、通過する。
静寂にシェパを連れていてさえ、その様に言われちゃう?
飼い主は「あの犬の方がガウガウ喧嘩腰で危険に見えるぞぉ?」っと、
心の中で呟くのだ。。。。
シェパ=恐い・危険って発想は何処から生まれてくるのでしょう?
時々行くドッグ・カフェーのオーナー「テレビで防衛(警戒)シーンを見せられるからでは?お笑い芸人を使って、ガブリと噛みつくシーンを見せられる機会が多くなりましたね」と言っていた。
防衛訓練風景=恐い犬を作っている・・・と解釈するらしい?
曖昧な動機?でシェパオーナーになる?人も多い世の中だしなぁ?
私自身もこの先、どうなるか、自信が持てないしなぁ?(アハ)
『私は、シェパードに関する本や犬に関する本などを全面的に
否定している訳ではないのです。
色々な本を読み、その中から自分の犬と自分に合ったことを
見つける事が出来れば問題ないと思います、が、あまりにも
全てを鵜呑みにするのは危険と、考えます。
曖昧な飼い主(指導手)の理解が危険を招いてしまいます。
実際に私も沢山の本を読み情報収集をしました(飼う前に)。
今となっては、トレーニング本で知ることは机上の空論にさえ
思えてきました(飼ってから)。
本の文章って、沢山の犬・沢山の飼い主の存在からすると、
無意味だとさえ考えるようになりました(爆)。
だって、みんな、著者とは生き方が違うのですから・・・・』
さて、本題に戻します。防衛すると、危険な犬になるかも?
と言う疑問に対して・・・・
防衛は、本当の意味でのトップクラスになればなるほど
安全だと感じている一人です。
意欲の素晴らしい犬が優れた指導手の技術力に寄って
培われたペアーだからです。
「防衛訓練は究極の服従訓練なり」と、考えます。
極限の興奮状態(獲物)の中で指導手の命令に従って制御する頭脳を持ち合わせる、まさしく静と動を瞬時に使い分けられる、素晴らしい犬だからです。
よく吠える・よく牙をむくだけでは、防衛作業は完成されない。
まして、その様な↑理由だけで始められるモノではありません。
(防衛可能な犬は類い希なる勇気と実行力の持ち主(犬)、つまり、神経質で弱気な部分が一切ない気質の犬でなければ完成されません)
防衛訓練を入れるには、訓練所は勿論、飼い主も愛犬をコントロール可能でなければ成り立ちません。預けっぱなしで、飼い主が一切手を触れない(家に戻ってくる事がない)なら、よいかも?って>笑
シェパードの生い立ちは他の犬種とは一線を画しています。
シェパード種の向上は持って生まれた稟性・訓練性能・機能的な体形にある。
最も、科学的に研究された上で築かれてきた犬種なのだと思います。
飼う(選ぶ)側も、その事を充分ふまえて飼う犬種だと思います。
(日本のブリードも怪しいことがいっぱい?ですが・・・)
シェパード=訓練性能と称されるのは、シェパードこそが
人の心を繊細かつ俊敏に読みとることの出来る犬種だからです。
コントロールする側の技量でシェパードの質が作られる
と言っても過言では無いと思います。
シェパードは人の心を読みとる達人(犬)従って、
人を惹き付ける技も自然と覚えます。
つまり、人間を洗脳する達人(犬)なのです(笑)。
それ故、シェパードの良さを知った人々は、
可愛くてたまらなくなります(笑)。私自身常に洗脳されています(汗)。
良い方向性?でシェパードと暮らした人は、
なんとも言えない、止められない愛おしさを
シェパードに感じるようになります。
ただし、一歩踏み間違えると、危険なシェパードも作りかねない。
飼う(育てる)側の技量が厳しく問われる犬種だと考えます。
シェパードは精巧に作られてきた犬種だからです。
その事を充分ふまえて選択して欲しい犬種です。
格好良さだけで、中途半端な訓練感だけで、
シェパードをどうか選ばないでください。
シェパードは鋭利なナイフです。
もしも、素晴らしい素質を持った犬と出会い、
預けて素晴らしい訓練を入れられたのなら、
オーナーとなった人間は、
自分自身でコントロールする術を学び取ってください。
もし、自分の技量を超えて、更に活かしたいと思われた人は、
それを活かせる環境にずっと、愛犬を預けることになるでしょうね・・・・
さてどうします?
一緒に暮らせないならば、一緒にトレーニングできなければ、
それも寂しいです。
愛犬が一生懸命努力して修得したトレーニング(プロ)を
飼い主も継承しなければ、もったいないと思うのですが、
さて、どうなんでしょうか?
愛犬は、きっと、全ての事柄を飼い主と一緒に楽しみたいって
思っているのではないでしょうか?(絆が深ければ深いほどに)
飼い主と動くことが楽しくないわ〜、と、愛犬が思うようになったら
凄く寂しいかもぉ?
訓練が飼い主と愛犬との絆を遠ざけるモノで有ったとしたら、
とても寂しいです・・・・
飼い主としてではなく、
傍観者(所有者)で満足するって有りかもしれませんが・・悩むところですね。
資格がアクセサリーでは、もったいないと思うのですが・・・・
(全てを否定しているわけではありません、誤解の無いように)
私は思います。自分で訓練を継承できる範囲でプロにお願いする。
そして、充分な理解の元で愛犬と楽しみたい。
従って、自分で理解できない技術なら、
それ以上は訓練所にお願いしないでしょう。
てか、自分で不可能な事以上に、レベルが高い犬って、日本ではそんなに多くないかもしれません?暴言ですが・・
極々研ぎすまされた鋭利なシェパードを(訓練所は)一般愛犬家には、
託さないと思います(一般愛犬家の技量を超えたシェパードはプロの腕を持たないとコントロールに苦しむだけかも?と、推察します)。
シェパードに惚れ込んで、シェパードで訓練を楽しもうと思ったのなら、
飼い主で専門家指導の元、充分に愛犬と楽しめます。
迎え入れた犬が飼い主の技術以上の能力を犬が持っていようといまいが、
愛犬自身はなんら関係のない事柄なのだと思えるからです。
飼い主の技量を超えた事を教えなければいいのです。
犬は犬です(笑)。
人間の様な拘り(感性)は持ち合わせていないと推察します。
それでも乗り越えさせたい(上級編)と思ったのなら、
まずは飼い主が乗り越えて(修業を積む)、愛犬と挌闘(楽しむ)して下さい。
シェパードと訓練を楽しむ=飼い主の技量にあったシェパを作る
そうすれば、世間で怖がられることもなく、
愛おしい家族としての暮らしも楽しんで行けると思います。
私の理想とする訓練所は、飼い主の要望に応えてくれる。
たとえ飼い主の要望であっても闇雲にお金儲けの訓練を入れない。
飼い主自身にコントロール方法を解いてくれる。
訓練士=愛犬と飼い主の心を幸せに繋ぐ人、、、最も理想です。
私自身、RAYを訓練所に預けました。
その時、私の訓練所は、私自身がその訓練を継承できるかを
尋ねられたような気がします(笑)。
時間的なことも相当の覚悟があるかを尋ねられた気がします(笑)。
愛犬を導く以前に、飼い主としての私を、
良い方向へ導いて貰った様な気がします。
資格を取ることを勧められたことは一切ありません。
訓練を楽しむ醍醐味を深く解いてくれる、素晴らしい訓練所です。
やりようによっては、訓練所は儲かるのになぁ?って、
こちらが心配したくなっちゃうほどです。
ポリシーを絶対崩さない姿勢の大師匠様って素晴らしいなぁ(笑)。。。。
「シェパード=恐い」を私以外の飼い主さんは
どの様に感じて暮らしているのでしょうね?
シェパードを飼っていない人からは、
私達はどの様に見られているのでしょうね?
シェパ感=白い目とならない将来は来るのでしょうか?
答えは、シェパ飼いの考え方・行動に有るような気がします。
負の方向へ行かないように、一生修業です。
大げさかもしれませんが、相当の覚悟を持って欲しいと願っています。
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